彼は　現在　齢（よわい）77歳を数える

出会ったとき
彼は焼き肉屋さんだった

私の展示会を　毎日
シェフの白い仕事着に
前掛けを掛けたまま
自転車に乗って
観に来てくれていた

それから同居していた弟さん
そしてお母さんが亡くなった時には
すでに彼は絵に魅せられて
繁盛していた店をたたんでいた

60歳にして　目覚めた・・・

それからというもの
毎日　朝方まで
彼の手が止まることはない

私のお話会の最中も
私の話の内容を
こんな絵にしている

よく見ると　DNAだの
Todayだのというワードが
書きこまれている

「今日の話は　難しかった～！」という日もあれば
「今日の話は、わかりやすかった～！」
話の途中で
「僕には　そうは思えない」
といって　みんなと
議論になることもあった

彼がいるおかげで
いつもここのお話会は
参加型で面白かった

初めは　否定と怒りと
「死にたい」が口癖の何年間が過ぎて

今では彼に会いたくて参加してくる人がいるほどの人気者

洋服からパンツから
バッグから靴まで
あらゆるものに絵を描いて
作品ごと歩いてくる

「生きたい！」「生きたい！」
の人になり
その言葉は　
感謝にあふれている

本田さん

本田照男さん

まだじゅうぶんに日の目を見ていないけれど
きっといつか　必ずや
あなたの絵は世界に出て行くと
信じて応援している人が
もうすでに　たくさんいます

60才で絵に目覚めた天才画家

絵の具さえあれば
家の中の壁も　外壁も
家ごとキャンバスにしてしまうだろう

きょねんEテレで紹介された彼の暮らしぶりそのものがアートだ

家で描くときは
油やアクリルの絵の具
マジックなどで
時間を忘れて描き続ける

ユニークで力強い色彩に
圧倒される


これからが楽しみ

長生きして下さい❤️


・・・・・

昨年放映されたＥテレはこちら
彼の人となりがよくわかります
ぜひ　ご覧ください

そして　どうか彼の名前を覚えていてください

本田照男　
2022年　ＮＨＫ「no art, no life」
～今まで見たことのない芸術に圧倒される5分間「no art, no life」～英語版
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/6123030/

・・・・・

この絵は一番最近のお話会の内容の絵

彼はこの絵から内容を読み取ることができるらしい
しゃべった本人は
すっかり忘れてしまっているのだけれど

いつでも

だれでも


このように

そのように


生きていけばいい

今年も あと1日と少し　
大変化のための大変な年　ありがとう


毎日のお日さま　ありがとう
見ればいつもそこにいてくれる富士山　ありがとう


雨の日も風の日も　
暑さも寒さも　ありがとう


歩けて食べられて　この身体　ありがとう
涙も痛みも　ありがとう


見えるすべて　見えないものすべてに　
ありがとう


わざわざ会いに来て下さって　ありがとう

まだ出会えていなくても　今この時に
一緒にこの星にいてくれて　ありがとう


あなたが笑ってくれたことに感謝して　
ありがとうを100万回も伝えたい


皆さまの来る年が
ますますあなた自身のものでありますことを信じて

来る年の毎日が
感謝にあふれた日々でありますことを信じて


心から　申し上げます

今年も

ありがとうございました

今年も暮れていきますね

今年も行く先々で　皆さんに
たいせつにしていただいた感謝の年でした

ありがとうございました


あっという間の1年でしたが
これからさらに　時間の感覚が加速していくでしょう

忙しい！と言えば
ますます時間は短くなっていき

欲しい！と言えば
ますます遠ざかっていく・・

思いと　言葉の関係が
うらはらゲームのような
逆の現実を創っていることにも
気づいていくでしょう


はじめから　すべてはここにあって
信じている通りにチョイスして観ている世界・・

それぞれが　違う色のフィルターを目にあてていて
緑のフィルター越しには　緑が見えない・・

みんなと同じであることが普通と言われてきたけれど
みんな違っていることがあたりまえになっていく・・


さてさて　このビフォーアフターの番組は
これからさらに早送りになっていくので

さらにゆっくりと呼吸して

この星の美しさと　
この国の季節のうつろいと

人間や動物や植物や　
大自然を賛美しつつ　

このからだを味わっていこうと思います


今年もこうして生かされたことに
こころから感謝いたします

ありがとうございます


宇宙からの　おおいなる愛の恩恵を

すべてのいのちが受け取りますように❤




（2015年12月23日）

お金がどれだけあったら
安心するのだろう

また足りないと思うなら
どれだけあっても　貧しい



兵器をどれだけ持ったら
安心するのだろう

互いに相手より多く持とうとして
際限もなく不安と疑心暗鬼が深まっていく


この不安と心配のループを
一人一人が抜け出して

今目の前には
なにも起きてないよ　と
自分に言ってあげよう


それが
豊かさと
世界平和の
始まり