コインランドリーで時間待ちしながら
娘に長いメールを出しました
おせっかいなおばさんの　ある一日です

生きてるっておもしろいなあ　
人間っていいなあ


（娘へのメール）←（注　この人はわたしが産んだ三つ子のひとりです）(*´∇`*)

今ね　大物を洗いに　コインランドリーに来てるんだけど
待ってる時間に隣のスーパーで涼みながら　
ひまつぶししようと思ってね

ところが　Ｍス－パーに入ったとたん
３つ子用の長～いベビーカーに行く手をさえぎられた！

3つの箱がタテに並んでる長～いベビーカーに
1才半位の三つ子が乗っててね
それだけでも店内を回転させるの大変なのに
それとは別に　買い物カートに3才位のお兄ちゃんが　
もうひとり乗ってて
それをお母さんが一人で二台押してるのよ～

だまってらんないでしょ～？！

［三つ子ちゃん？大変ね　私も三つ子を産んだのよ　ず～っと昔！
　お兄ちゃんが乗ってるカートの方を　わたしが押しましょうか？］
と声をかけたら　お母さんは
「え～っ？！　ホントですか～？」って　すご～く喜んだけど
お兄ちゃんがすご～くイヤがって　「ママがいい～っ！」って・・
当たり前だよね　　わたし知らないおばさんだもの・・

・・結局　わたしが三つ子の長いベビーカーを押すことになって

ちからいっぱい押しても　わたしの力では　
せまい店内を曲がりきれない感じ
いろんなもの　タナから落としたり
ひとにぶつけたりしそうな感じ

それで　仕方ないから外に出て　
駐車場をぐるぐる回るんだけど・・

三人が不安そうな顔をして　代わる代わる私の顔を見ては
時折泣きそうになるし・・・

駐車場は　車の出入りと人もけっこう歩いてて　
止めるのも力がいるし　
動き出すときは　思わずヨオイショォっとぉ！！って
かけ声かけなきゃ動かない
カーブをきるのがこれまた　
大回りにう～んと　ふ・ん・ば・るぅ～！

ママはまだかな？　もう来るかな？　
まだだね～　もう一回りしようか～
と　何周回ったことかしら

たしか　涼みにきたはずなのに・・
はあはあ汗かいてる自分がおかしくて
ゲラゲラ笑えてきたよ　

ママが出てきて再会して　ようやく三つ子は安心して
居眠りをはじめて・・

そのうち　わたしは涙が出そうになって　
それから腹が立ってきて

だって　想像してみてよ
お兄ちゃんはまだ甘えたい盛りに三つ子にママをとられて
だから必死にママに抱っこをせがむの　しようがないよね

ママはお兄ちゃんを抱っこして　
買い物袋をぶら下げた三つ子のベビーカーを片手で押すの

抱っこでようやく気が済んだお兄ちゃんに　
ベビーカーの押すところ（ハンドル）に乗りかえてもらって　
ママは汗だくの顔で　「もう　慣れました」って・・

ああ　なんてこと！
だれか　行政か・・　
だれでもいいから助けろよ！
こんな状態の人を！

こどもがいるから働けないのに　
働いてないから保育所に入れてもらえないって
37年も前のわたしと同じことで　このママも悩んでた
役所に何度行ってもことごとく断られるって・・
保育所の入所申請　少なくても37年間なんにも変わってないってこと？！
ほんとに　ビックリした！！


だけどね
ママが買い物してる間　外をおしゃべりしながら
うんしょ！うんしょ！と押してたら
久しぶりに［三つ子ちゃん？］って何度もきかれたよ　
なつかしい響き　(*´∇`*)ｖ

［おもりも大変だね～］とかいわれて
「え？お孫さんじゃないの？　え？　知らない人？」
なんて次にはあきれられて

考えてみたら　初めて会ったわたしに
大事なこどもを預けてくれて・・
なんだか　うれしいな～
だけど　わたし　ママがどんな顔した人か忘れちゃったぞ
まあ　向こうが見つけてくれるでしょう

なんて思ってたら　スーパーのおばさんが
「今　レジに並んだよ　もうじき出てくるよ」
と　教えてくれたりして　ますます　うれしい気分

大変な時は　ひとの好意やお節介に甘えるしかないじゃない！
あとで返せるときがくるから
今はみんなに甘えて　手伝ってもらうことよ！　って

話して別れて いまコインランドリーで乾燥を待ってる・・

「こんな近くに先輩がいたなんて！会えてうれしい！」
って　握手されちゃったよ～　f(*´∇`*)

ああ～　超すずし～っ！！・・・


っていうか　長いメールをしているうちに
さび～！になってきたので　いったん帰ろ

・・・・・


（みなさんへ）　
長いメールにつきあってくださってありがとうございます

こうした感情に溢れた毎日って
すばらしいなぁと　いつもしみじみ思います
わたし　生きてるなぁって(*´∇`*)


今週末　わたしは旅にでているので
選挙の不在者投票を済ませました

このママがもう少しラクに子育てできる世の中になってほしいと
せつに願って・・・