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昨日 家に帰ったら
ポストに小包が届いていた
開けてみて
わぁ~
1999年の暮れに 変化の真っ最中の私の前に
なぜか「役目です」と言って
私の子供たちと同年齢の 悩み多き年頃の
あの頃 京大の法科に籍をおく学生さんが現れて
私を神社に届けるために何年か走ってくれた時代があった
突き動かされたように走った道を
地図に青マジックでなぞって
送ってくれたのでした
こんなに~⁉と驚いて電話をしてみたら
話しているうちに あそこもここも抜けてるね~と
また書き足してくれることになった
二度も三度も行ったところもあったなぁ
ナビもない車で
どこに行くのかわからないまま
彼のカンだけで 知らない土地を 山のなかを
走りまわった記憶がよみがえってきて
なつかしさでいっぱいになった
だから最初 私は彼のことを
「カンナビさん」と呼んだ
なにしろ 彼が住んでいた京都の鞍馬山から
私のところの富士山のふもとまで
二時間半で飛んでくる人だったから
あるときは神戸からカーフェリーに乗って
九州~出雲~富士山まで 3000kmを一気に飛んだり
「来月から発掘調査にかかるのに どうしてここを知りましたか?」
と驚かれたのは 地図にもない古代の神社跡だった・・あそこはどこだったの?
あるときはハンドルが右にしか回らなくなったり
突然泣きながら山道に入っていったり
彼の「呼ばれてます」に従って
私は助手席でほとんど「食っちゃ寝」状態
「着きました」で目を覚まし
「ここはどこ?」がふつうの会話
走っている途中で目を覚まし(たいていお腹がすくか のどが乾くかで)
「どこにいくの?」と聞くと
「いま北北東に向かっています。もうじきもう少し広い道路に出るはずですから、そしたら北に向かいます。そして・・・」
だいたいそのあたりで 私はまた睡魔に引き込まれて意識を失っています・・
「アホな顔してよく寝てたよね~」と ずいぶん言われたなぁ
そういえば彼は神社に着いても
車のそばでタバコを吸って待っている人で
「お参りしないの?」と聞くと
「お参りはボクの役目じゃないので」と答えていた
私がひどい食あたりで熱と痙攣のあと
8日間完全絶食でも旅を続けたときにも
「神社に着けば階段を駆け上がる人だから」と
400段を一気に駆け上がっていく私をながめながら
下で待っているのでした
地図を見ていたら いろんなことを思い出して
それとともにその時の感覚や
その場所の波動や気配がよみがえってきて
まるで 今またもういちど神社めぐりをしているよう
あそこでイルカウォッチングしたよね
すごいヨットに乗せてもらったよね
海底遺跡も特別船だったね~
昔の話で盛り上がって楽しかった~
いつからか私によって呼び名が「カンナビ」から「カミナビ」に昇格した彼は
その後 若者の悩みをくぐり抜け
「これからは 人が人を裁く時代じゃない」といって法科をやめて
今は青森でお母様と暮らし
悩み多き若者と向き合う塾の先生になっているようです
うれしいプレゼントでした❤♪
驚いたことに
彼は私に出会うちょっと前に免許をとって
中古の車を買ったところだったそうな
ええっ?!免許 取り立て?・・だったの?
それを知らなくてよかった(^w^)
あの時期 彼の出現をふくめて
私の人生の後半におきた「不思議な話」のひとつに入るのかもしれないな
私の自分史では 欠かすことのできないサポーターの中の大切な一人です
ゆっくり じっくり 生きてみようか・・・
「大事なことに気づく」 (ドロシー・ロー・ノルト)
自分に正直になった時、大事なことに気づく
本気で何かをしているとき、大事なことに気づく
捨ててもいいと思ったとき、大事なことに気づく
変わってもいいと思ったとき、大事なことに気づく
少し待とうと思ったとき、大事なことに気づく
人に頼るのをやめたとき、大事なことに気づく
思いがけないところで、大事なことに気づく
思いがけない時に、大事なことに気づく
じっと見つめたとき、大事なことに気づく
じっと聞いたとき、大事なことに気づく
新しい人に出会ったとき、大事なことに気づく
人を責めるのをやめたとき、大事なことに気づく
失敗し、失望したとき、大事なことに気づく
違う道を選んだとき、大事なことに気づく
大事なことに気づくのは、難しいことじゃない
いつも心を開いていたい
いつも耳を澄ましていたい
そうすれば
あなたは気づく
あなたは出会う
本当の自分に