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満開の花
満開の笑顔
どれも可愛くて
みんな愛しい

じつは これ
鉢をどこからか飛んできた成長の早い
元気なベゴニアに乗っ取られて
いちど全株 枯れました

なのでその後は ベゴニアのために
水をあげ続けていました

1年か2年か忘れたころ
カラカラに乾いた根っこから
すっくと伸びてきた緑の茎!

そして 気がついたら
つぼみをもって・・こんなに
みごとに返り咲いてくれました

どんなに毎日涙に暮れていても
生きていけないと思う夜が続いていても
いのちの根っこは
生きようとしています

あなたのいのちの根っこを
信じています

根っこの根っこを
信じています








ダイコンやニンジンの
根元を少し残して 水につけておくと
かわいい芽が出てくる

たいてい いいかげんのところで
ダイコンなら つまんでみそ汁に
ニンジンなら きざんでチャーハンに入れて
いただいてしまうのですが

ほおっておいたら ひょろひょろと
たおれるほど伸びて伸びて

なんとまあ ダイコンさんは 
「もうひと花 咲かせてみます」と・・( *´艸`)



いやはや・・・

しかも このダイコンさま(だんだんエラクなる)
一番初めに生えてきた葉っぱたちは 
根元から切られてみそ汁となり
次にまた出てきた二番手ですから

生命力とは これほどのものです

わたしたちも 
いのちの力を信じましょ♪








今日の 自分のせいいっぱいを赦して
今日の その人のせいいっぱいを赦す

ありのままの自分を これでよしとして
ありのままのその人を それでよしとする

みんな 目的も形もさまざまだけれど
欲しいものは 同じ

あなたが聞きたい言葉を話し
あなたが欲しいものを 他に与える

それが あなた自身を愛する道だ

本当は あなたの宇宙には
あなたしかいないのだから










ほうら 咲いたよ

ひとつが 咲いたら
つぎつぎ 咲いたよ



ひとりが 笑うと
みんなに うつる












ここに住み始めてから7年位もたつらしいのに
駅から家までしか知らない私を
いつもほんの少しの時間の合間を見つけては
連れ出してくれるお友達がいる

きのうの1時間半のドライブは
お米屋さんでお団子を買い コーヒーも買って
どこで食べようか♪と走っているときに

昭和の初めにタイムスリップしたような
小さな古い喫茶店を見つけてしまった

行き過ぎてから Uターンして戻って
お団子や買ったばかりのコーヒーを後回しにしてもいいと思えるほど
私はそのお店の前の大木に惹かれてしまった

ドアを開ける前に
思わず 大木の根元をパチリ!(上の写真) 美しいでしょう?!



曇り空に思いきり手を広げている見事さに
敬意をはらって
さらに パチリ!  素敵でしょう~?!!



外からは ガラス窓なのに明かりも見えず真っ暗で
お店は「お休み」ではなく
「やっていない」感がつよい

それでも1台の車があるのを頼りに
「押す」と書いてあるドアを押してみる

あいた・・

中は薄暗く 古いカウンターの中に
髪をひっつめたおばあさんと
そこに まちがって入ってしまったような雰囲気の
中年のカップルが1組

おそるおそる入ってきた私たちを見て
カップルが顔を見合わせて
(「お客さん 来るんだ~」)と
目配せして笑った

テーブル席が3つほどあり
一番奥は 暗くてこわいので避けて
窓際の席に浅くすわってみる

二人できょろきょろ見回している様子を
やっぱりね というようにカップルが見ている

あら!ピンクの公衆電話 ダイヤル式
ちょっと汚れている 使うひとがいるのかな

戸棚には いかにも昭和なグラスと
デミタスにしては やや大きめな
白いコーヒーカップが
これだけあればじゅうぶんでしょと言っている

天井に下がっている灯りは 
昔は最新式だった丸い蛍光灯

なににしますか?と差し出されたメニューも
笑えるほど いや涙が出るほどなつかしいカンジ・・

それよりも メニューを差し出したおばあさんの
ひざに つぎあて(パッチワーク?)のあたったモンペとぞうりに
目がいってしまった

スペシャルブルーマウンテン 900円は やめにして
なんとかモカ 450円に落ち着き

その頃には おばあさんの相手を私たちにまかせますというように
カップルは帰っていった

塗装のはげたテーブルにおいたお皿の上に
シュッシュッと やけに派手な蒸気の音を立てながら置かれた
見たこともないシロモノ・・
直火にかけられる 鉄のコーヒーポット?

これ なんですか?

「ああ そこからついで飲んで。2杯くらいずつはあるよ。」

ああ それでデミタスなのね~
1杯目が冷めるころ 熱いおかわりはうれしいよね

鉄製ポット?の取っ手には 
昭和の色のしみた布が巻かれている

どんな仕組みになっているのか
ふたを開けてみる勇気も 
持ち上げて見る好奇心もなかったので
ついでもらったコーヒーを飲んでみた

おいしい・・

そのあとの記憶は あまりない
そのおばあさんが ずっとしゃべりつづけるので
こちらの話ができない

相づちを打つのに飽きたころ
席を立った

「はい 2人で900円ね」

外の大きな木は 何ですか?

「え~と え~と 急に聞かれてもこまる・・
 (その気持ち よくわかるわ~) あ! けやきです!」

あ~ けやきなのね~ ひとめぼれしてしまったの
これは けやきに ね

そういって
いただいたおつりの100円をカウンターに置くと
おばあさんの顔が パッとあかるくなった

外に出て またケヤキを見上げながら
ずっと残ってほしいものね~ と思った


帰り道 運転してくれる彼女と
なんだろう この半時間
タイムスリップしたような・・と
話しているうちに だんだん興奮してきた

あのおばあさんのモンペは おしゃれなのよね
あの戸棚も テーブルも ソファーも
電燈も 電話も カップも グラスも
あのポットも あれを見つけて集めたのよね
すごいよね~!

昭和時代の映画のロケに
ぜひ推薦したい!

あのおばあさん
もしかしたら・・・
わたしより 若いのかも

ジブリの森に迷い込んだような
きつねに化かされたような
次に行ったら もうないような・・
ふしぎな時間でした

 
1時間半あれば
けっこう遊べます

なにしろ昭和の初めまで行ってこられます




























ILLUSTRATION BY nyao nyaoチャ箱♪  
Copyright © Yumeko All Rights Reserved.


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