ああ

なんて きょうも
美しい日なのだろう



頭の中の重い（思い）ものを
いったんおいて

外へ出ようよ
空を見ようよ



ほうら
目の前には
何も起きていないよ



空にはいつも
お日さまがいて

いつも美しい朝が
訪れている

きょうは　
いっぱい　感動したかい？

きょうは
声をあげて　笑ったかい？

胸がきゅんとして　
じわっとして
涙がこぼれたかい？

足を踏み鳴らしても
がまんできないほど
くやしかったかい？


それでいいんだよ

それを経験しに
来たのだから

「それでいいんだよ」

そこから始めようか

落胆しなくていいよ
若い時のようでなくていい
それが　今のあなたにふさわしい

あきらめなくていいよ
なにもできなくなったわけではない
まだ　必要なだけ残っているよ

「あの時　あれがまだできるうちに
　やっておくのだった・・」
　
今　そう思うのなら
今日できることをやっておこう

いつか　きっと　きょうのことを
「あの時」と呼ぶ日が来る

いつからだろうね

「きょうが　いちばん若い日」になったのは

さあさ　始まったよ
新しい朝が



同じ空なんて
ひとつもない

きのうの記憶は
夜のとばりに置いてきた



新しい朝だ
新しい身体



さあさ　この光あびて
この空気　吸い込んで

胸いっぱい　ふくらませて
新しい時を　始めようよ

下を向いたら　
いろいろあるさ



心の視点を変えるのは
むずかしいけれど



空を見ることは
誰にでもできる



きょうの空も
美しかったよ