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いっさい私の手をわずらわせることなく、
「結婚するまでに一人暮らしを経験してみたい。」と、
自分でお金をためて、必要家電を揃え、
アパートを探し、19歳で自立していった娘。

娘は、結婚する前にも一度、
私に「京都のふたり旅」をプレゼントしてくれた。

それはまた、エッセイが書けるくらい
今から思えばオモロイ旅だったのだけれど、

きょねんの暮れの私の入院さわぎにショックをうけたのか、
「あんなこともあるから・・」と、30年ぶりの「母娘ふたり旅」を用意してくれた。
18歳で家を離れた長男からの餞別があったことも明記しておかねば・・ありがとう♪

思えば、この二人と一緒に暮らした時間は短かった。
大人になった彼らと話すのが、いちばん照れるほど。

その分、31歳で発病して帰ってきた次男との暮らしは、それから20年を超えた。
それでバランスが取れているのかもしれない。
ある時、長男が言った。
「家族はそれぞれ役割分担していて、それで全体のバランスが取れている。」と。

そんなこんなで、ありがたくてうれしい旅なのです♪


30年前のオモロ過ぎる旅のリベンジよろしく、
今回の旅は、私の口調や歩きのようにゆっくりで、
しかも30年分をいっぺんに?と思うくらい贅沢な旅だった。

往復の時間と混雑と、なにより真夏の暑さを避けて、
自宅から車で40分という距離の、箱根に宿をとってくれた。

まずは、久々の成川美術館へ。
ここへは、日本画三山(私の中では)「東山魁夷・平山郁夫・加山又造」の作品に魅せられて、何回足を運んだことだろう。





今回は、ありえないくらい空いていたので、時間をかけて充分に堪能させてもらって、あとは芦ノ湖が一望できるレストランでお茶して・・・しあわせ・・。





そこから箱根の宿に向かう。
娘の運転で、遊びのドライブは初めてだなぁと、感慨深く、ウキウキ・・しあわせ・・。

それにしても、夏休みの土曜日だと言うのに、拍子抜けするほど覚悟していた道路渋滞はなく・・「ど~ゆ~こと?」「どしたんだろね~」を連発しながら、(このところ3日間で69回も揺れている震源地だったからかもしれない。そういえば、翌日の早朝、ド~ンという突き上げるような音がして、二人で「揺れたね、ド~ンて揺れた。」といいながら眠ってしまった。)
「箱根は、素敵な宿のオンパレードだねぇ♪」とキョロキョロしながら、本日の宿に到着。けっこう呑気な親子みたい。

車が着くのをどこかでキャッチしているのか、まったく看板もないが、扉が開いて、スタッフが出迎えてくれる。
荷物をお持ちしましょうか?というようなサービスは・・ない、けれど、それも気を使わずにすんで、好ましいと言えないこともない・・。

ところが、大きな扉が開いて一歩中に入ると、一面・・本だらけだ~!!
さすが ホテル箱根本箱さん♪(昼と夜の写真がごちゃまぜ~!)



もちろん、この2日間は読書三昧だったことは言うまでもない。
正確に言えば、半分以上は居眠りだったので、ワタシ的にはほとんど内容に覚えがないけれど。



しかし まぁ、あれほどの本に囲まれて、積み上げるほど選んできても、読める量には限界があり、翌日返す場所もわからなくなっているというのが実態だったけども、



それでもこの酷暑の中を歩き回る京都の旅を、涼しい書棚やベッドでの旅に変更してくれた娘の算段には大いに感謝した。



それから お部屋に・・全館コンクリート打ちっぱなしの壁・・娘の好みだ♪(私も好き♪)







ベランダには、24時間いつでも一定温度の温泉が♪・・・うれしいなぁ・・♪





食事までの時間、館内を探索。
通路にも、本棚の中にも、お風呂の入口にも、あらゆるところに本棚と読書スペースがある。そこではコーヒーやジュースやクッキーなどが食べ放題。







それから、フルコースの食事タイム♪





・・・の終わりに、サプライズが待っていた!!



娘「今年は、何回お祝いしてもらった?」
毎年、あちこちで誕生祝をしていただいていることを知っている娘、

私「ありがとう♥ これで4回目♥」

娘「よかったね~♥」


・・・・・

「おまえがいるだけで、誰かが困るんだ!」
「おまえは、生きてるだけで人を不幸にしている」
「お前の言うことなんて、誰も信じないようにしてやる!」
と、親に虐待され続けた時期もあった。

そんな私の人生の終わりに、こんな老後が待っているなんて・・・。

今、そんな渦中にある子どもたちに言ってあげたい。

何が苦手でも、何ができなくても、どんなに嫌われたとしても、
親がなくても、お金がなくても、きょう食べる物がなくても、

住むところがなくても、話を聞いてくれる人がいなくても、
ひとりぼっちだと思っても、

どうか 生きて下さい!

きょう1日、きょう1日、と、生きて下さい!
それ以外は、なにもしなくていいから。

今のさびしさや、今のひもじさや貧しさや、今の悲しさは、
いつか埋めきれないほどのご褒美で埋め尽くされるよ。


生きてきただけで


・・・・・

皆さん、今年もありがとうございましたm(_ _)m
娘にも息子たちにも、感謝でいっぱいです。

しあわせです♥








ILLUSTRATION BY nyao nyaoチャ箱♪  
Copyright © Yumeko All Rights Reserved.


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