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もう10年になるのか もっとなのか 忘れてしまいましたが
久高島からの帰り お招きいただいたある方のお母様のお誕生パーティーで
初めて河野さんとお会いしました
翌朝 発たれる前に私の絵の額を 黙って全部
展示するお部屋に運んでくださるという気配りの方でした
彼のこうした言動は だれにでもそうで
一貫したやさしさと正直さ 真面目で親切丁寧(引越便じゃありません)
真摯な物言いと 淡々とした公平さ
彼は自分と同じようにひとを赦し
過去にとらわれず いま目の前のそのひとを
最大限たいせつにするひと・・
「キリスト意識の方だなぁ
だからこの体験を引き受けられたのだなぁ・・」と思ったのを
久しぶりに思い出しています
一昨日 何年ぶりかの電話に
「どんなおじいさんになりました?」といういたずらな質問に
「明日の新聞に載りますから どんなおじいさんになったか見てください」 と
残念ながら 昨日はその新聞を手に入れられず
デジタル版では途中までしか見られないのですが
いつか図書館に行って新聞のアーカイブを閲覧してこようと思っています
途中まででも ぜひ読んでいただきたい彼の人となりです
このようなひとにめぐりあうことは
めったにないでしょう
「私の自慢のお友達のひとり」と言わせていただくことも
きっと赦してくださると信じています
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(朝日新聞DEGITAL)
「人は間違う、だから許す 河野義行さん、四半世紀の境地」
死者8人・重軽症者約600人を出したオウム真理教の松本サリン事件から今年で25年。事件の被害者で、妻をサリンの後遺症で亡くした河野義行さん(69)は、オウムへの恨みや憎しみはないと公言してきた。教団元幹部への死刑が執行された際には「残念」「悲しい」とも語っていた。なぜ許すのか、許せるのか、を聞いた。・・・・・
(つづきは)
https://www.asahi.com/articles/ASM702SKXM70ULZU001.html